肩の痛みや五十肩の治療について


当院では腰痛に続いて肩の痛みや五十肩で来院される方も多くおられます。正式には、「肩関節周囲炎」といいます。

似たような症状に、「インピンジメント症候群」というものがあります。
※肩関節のずれによって起こるもので、比較的早く改善します。


肩の痛みや五十肩は自然に治る?


まず、大切なことをお伝えしておきます。

患者さんからよく聞くことですが、「放っておいても大丈夫。自然に痛みが取れる。」 という話ですが、これはありえません。
痛みを放置することで代償作用が生じますから、肩周囲の靭帯や筋肉に多大なストレスを与え続けることになります。


肩こりとの違いについて?


五十肩と肩こりを混同する人も多いのですが、この二者はまったく違うものです。

肩こりは首のつけ根の筋肉の疲労が原因で起こり、五十肩は肩関節の周囲の炎症が原因で起こる疾患です。

だいたい40歳代後半から始まって50歳代にピークを迎え、60歳代までは見られます。


五十肩になるとどうなるの?


ひどい痛みが治まってからも肩を動かしにくいのが、五十肩の症状です。

半年から長くて2年では自然に治ってくると言われています。炎症は治まってくるのですが、その過程で線維性の物質が出てきて、腱板の周囲が癒着し、肩の動きが悪くなってしまうのです。

そのうち治るなら…と放っておくと危険です。            

患者さんによって治まるまでの期間は異なりますが、五十肩は必ず一定の経過をたどって進みます。

■急性期:炎症が起こったばかりで激しく痛み、運動制限がある時期
■慢性期:炎症の勢いがおさまるが、無理に動かすと痛みが
ある時期
■回復期:腕を動かしても痛みはないけれど十分に動かせない時期


どんな治療をするの?


具体的な五十肩の治療としては、急性期であれば冷やして安静にしますが、慢性期ですでに肩関節が固まってしまっている状態であれば、肩関節の牽引や調整、運動療法などを行ない肩関節の本来の動きを取り戻していきます。

それに加えて、肩関節周辺の筋肉のアンバランスや緊張の改善、胸椎や頚椎の関節の調整などを行ないます。


さらに、必要な方には効果的なストレッチやエクササイズをお願いします。

五十肩は、徐々に肩の動きをつけていくことが中心となるため、ケアの期間は長めになりますが、治療で関節の動きを改善させ、ご自身でのエクササイズで、早期に回復できる可能性はあります。
きっと解決します。是非おまかせください。


初診は20分程かかります。


丁寧なカウンセリングと検査で原因を追究

慢性の痛みは患部だけを治療していても良くなりません。

なぜなら、そこはもう何回もご自身でマッサージやストレッチなど試されたと思います。

長引く痛みは、原因が患部以外の場所にもあることがほとんどです。

そこで、当院では施術の前に独自のカウンセリングと検査を実施し、痛みの本当の原因を追求いたします。

 

原因がわかった段階で治療方法をご説明し、患者様に納得していただいた上で施術を行うようにしています。その際、不安なことやわからない事が解消するまで遠慮なくご質問下さい。

患者様に納得して頂き、原因に正しくアプローチすることでより効率的な根本改善を目指します。