慢性の膝の痛みが改善しない理由。斑鳩町から膝の治療でお越しの患者様と

慢性の変形性膝関節症の場合の落とし穴

痛かったら、安静にしないといけない…
これは股関節であったり、膝であったり、肩であったり体の関節が、痛ければ安静にしないといけないというのは、私たちの常識かもしれません。

しかし、この話は炎症期だけ。

つまり患部が熱を持っている時だけの話で、炎症が落ち着けば反対に安静にしすぎると、私たちの関節の痛みを悪化する恐れがあります。

理由は、諸説ありますが関節内には、血管がほとんど入ってきてないため、関節の中の痛みの原因となっている、傷ついた組織に栄養を届けているのは主に関節液ということになります。

そして、この関節液は、「運動などの刺激」によって関節内の組織に染み込む仕組みになっているので、安静にしていると、先程の痛んだ組織に栄養が行き届かずなかなか回復しません。

また、関節液の循環が悪いと痛みの物質や、疲労物質などの老廃物が溜まって、さらに痛みの症状が悪化して慢性化してしまうことになります。

ですから、関節の治療は早期治療と早期リハビリが必要だと考えられています。