五十肩と腱板損傷の違いについて…平群から肩の痛みで来院された患者様と

イメージしやすく言えば、腱板損傷は五十肩の少し重症版と考えてください。

腱板というのは、肩の関節を構成するように付く5つの筋肉の総称です。ただ腱板損傷と言ってもその5つの筋肉が全て損傷するのではなく、ほとんどの場合は棘上筋の先端部のみです。

また、この筋肉は細い筋肉なので損傷しやすく、肩の関節の骨と骨の隙間が狭くなったり、それにより摩擦が増えたり、過剰に引っ張られたりして傷みます。

しかし、腱板損傷が五十肩の重症版といっても、治りやすい環境さえ作れれば、回復するのは五十肩の何倍も早くなります。

治療としては、肩の関節の骨と骨の隙間を広げ、巻肩になっている事の多い腕の軸を治療する事で、傷んでしまった棘上筋が治りやすい環境を作っていきます。

目標は2週間。頑張りましょう!