マッサージが効いてない首の不調からくる肩こり。平群の患者さまと

頭と首の境目を治療することが先決

マッサージが効かない肩こりや首こりの患者さんを治療する場合、私は必ず頭と首の境目に対して治療を行うようにしています。

頭と首の境目と言うのは、頚椎後頭関節の事です。

肩こりがひどい患者さんは、大抵この境目の部分が狭くなっています。ここにはたくさんの神経や血管が集中しているのですが、頭痛やめまい、耳鳴り吐き気などの、肩こりがひどくなったときに出現する症状は、かなりこの部分が圧迫されているために引き起こされていると考えられます。

その証拠に、この部分を緩めると、そのような不定愁訴がすっきり解消することが多いです。

もちろん、肩こりや首こりが楽になり改善していきます。頭と首の境目を緩めると、首にかかっていた負担が軽減して、無理なく頭の重みを支えれるようになります。
ストレートネックも次第に改善傾向に向かい、首や肩の筋肉がさほど緊張しなくなっていきます。これにより首に凝りを感じなくなっていくのです。

また頸椎が正しく機能するようになると手や腕のしびれ等の頸椎症の症状も改善していきます。