椎間板の特性について。腰痛になりやすい人となりにくい人の違い。ぎっくり腰の治療でこられた患者様と

前回のブログでは椎間板の働きについて簡単に説明しました。
今回はその椎間板の特性についてです。

椎間板の代謝機能について

下の絵が椎間板です。
椎間板の中心には髄核とゆう核があります。
髄核は非常に親水性が高く80%以上が水分で年齢とともに水分含有量は減少し、高齢になると70%以下まで低下します。
髄核は、スポンジのような性質があり重さが加わると圧迫によって水分が逃げ、数時間の睡眠により圧縮荷重が取り除かれると水分の再吸収が起こり、下の厚みに回復します。

しかし、単に寝ていればこの椎間板の髄核が回復して背骨の柔軟性が出て腰痛にならないのかと言えばそうでも無いのです。
次回は椎間板の髄核に悪影響を及ぼす危険因子についてとりあげます。