夜間の肩の痛みがマシになりました!三郷町からお越しの40代女性

今回の症状は典型的な五十肩。
肩の関節の中の棘上筋と言う筋肉が傷いてしまい、

腕が90度以上上げると痛い
完治するのに3ヶ月から半年位は痛い
症状が強い場合には夜間に痛みが有る
など特有の痛みの状態があげれます。

ですので、治療では痛みの緩和を第一に考えています。

当院では腰痛に続いて肩の痛みや五十肩で来院される方も多くおられます。正式には、「肩関節周囲炎」といいます。

似たような症状に、「インピンジメント症候群」というものがあります。

※早期であれば肩関節のずれによって起こるもは、比較的早く改善します。

 

五十肩は自然になおるの?


まず、大切なことをお伝えしておきます。

患者さんからよく聞くことですが、「放っておいても大丈夫。自然に痛みが取れる。」 という話ですが、これはありえません。
痛みを放置することで代償作用が生じますから、肩周囲の靭帯や筋肉に多大なストレスを与え続けることになります。

 

肩こりとの違いは?


五十肩と肩こりを混同する人も多いのですが、この二者はまったく違うものです。
肩こりは首のつけ根の筋肉の疲労が原因で起こり、五十肩は肩関節の周囲の炎症が原因で起こる疾患です。

だいたい40歳代後半から始まって50歳代にピークを迎え、60歳代までは見られます。

 

五十肩になるとどうなるの?


ひどい痛みが治まってからも肩を動かしにくいのが、五十肩の症状です。
半年から長くて2年では自然に治ってくると言われています。炎症は治まってくるのですが、その過程で線維性の物質が出てきて、腱板の周囲が癒着し、肩の動きが悪くなってしまうのです。

そのうち治るなら…と放っておくと危険です。                    

患者さんによって治まるまでの期間は異なりますが、五十肩は必ず一定の経過をたどって進みます。

■急性期:炎症が起こったばかりで激しく痛み、運動制限がある時期
■慢性期:炎症の勢いがおさまるが、無理に動かすと痛みがある時期
■回復期:腕を動かしても痛みはないけれど十分に動かせない時期

 

どんな治療をするの?


五十肩のほとんどはカイロプラクティック的治療によって改善します。
五十肩は治療に加え予防も大切です。日ごろから肩の運動だけでなく、適度な全身運動を心がけましょう。

具体的な五十肩の治療としては、急性期であれば冷やして安静にしますが、慢性期ですでに肩関節が固まってしまっている状態であれば、肩関節の牽引や調整、温熱療法などを行ない肩関節の本来の動きを取り戻していきます。
それに加えて、肩関節周辺の筋肉のアンバランスや緊張の改善、胸椎や頚椎の関節の調整などを行ないます。
さらに、必要な方には効果的なストレッチやエクササイズを処方します。
様々な五十肩体操がありますが、無理をしないようにゆっくり確実に行なっていくようにしましょう。

五十肩は、徐々に肩の動きをつけていくことが中心となるため、ケアの期間は長めになりますが、カイロプラクティックとご自身でのエクササイズで、早期に改善できる可能性はあります。
きっと解決します。是非おまかせください。